Last Updated on 2025年12月18日 by 受験おじさん
こんにちは。受験おじさんです。
受験生の部屋に行くと、本棚にズラリと並んだ新品同様の参考書たち…。
これを見て、私はいつもこう思います。
「ああ、この子は『参考書コレクター』になってしまっているな」と。
書店に行けば、カラフルで魅力的な参考書がたくさん並んでいます。
「これをやれば成績が上がるかも」「あっちの方がわかりやすいかも」と、ついついカゴに入れてしまう気持ち、痛いほどわかります。
しかし、はっきり言います。
参考書を買い漁る受験生は、落ちます。
今回は、なぜ「参考書の浮気」が命取りになるのか。
E判定から横浜国立大学へ逆転した私が実践した、「1冊を極める」という鉄則についてお話しします。
「買っただけで満足」という強烈な錯覚
なぜ、多くの受験生は次々と新しい参考書を買ってしまうのでしょうか?
それは、「買うこと」で不安を解消しようとしているからです。
- 「この本を持っていれば安心だ」
- 「これさえ買えば、苦手が得意になる気がする」
参考書を買って本棚に並べた瞬間、なんだか勉強した気になって、賢くなったような錯覚に陥ります。
しかし、それは「精神安定剤」を買ったに過ぎません。
当然ですが、持っているだけでは知識は1ミリも増えません。
むしろ、「手つかずの本」が視界に入ることで、「あれもやらなきゃ」という新たなプレッシャーを生み、勉強の効率を下げてしまうのです。
出版社のプライドを信じろ。「1冊」で網羅されている
「1冊だけじゃ、抜け漏れがあるんじゃないか?」 そんな不安を持つ人もいるでしょう。
でも、考えてみてください。
各出版社の参考書は、受験のプロたちが「これ1冊で合格できるように」とプライドをかけて作り込んだ商品です。
- A社の参考書
- B社の参考書
解説の切り口やデザインは違っても、扱っている「受験に必要な知識」の範囲は、実は99%同じです。
つまり、どの出版社を選んでもいい。
大事なのは「その1冊を信じ抜けるか」どうかです。
ラーメン屋で「全部の味を少しずつ」食べるより、「至高の一杯」を完食する方がお腹がいっぱいになるのと同じです。
「浮気」をするな。参考書はボロボロにしてこそ価値がある
私が合格できた最大の要因は、「参考書への愛(執着)」です。
英単語帳も、数学の問題集も、倫理の参考書も。
私は「これ」と決めた1冊を、ボロボロになって表紙が取れるまで、何十周も繰り返しました。
以前紹介した「ぶん回し勉強法」も、1冊に絞るからこそできる技です。
5冊の参考書を1回ずつやるより、1冊の参考書を5回繰り返す方が、記憶の定着率は何倍も高くなります。
「参考書は、汚してナンボ」 真っ白な参考書が何冊もあることより、手垢まみれでボロボロの参考書が1冊あること。
それが、本番会場であなたを支える本当の自信になります。
予備校生への警告:テキストを信じろ
もしあなたが予備校に通っているなら、話はもっとシンプルです。
「予備校のテキスト以外、やるな」
予備校のカリキュラムは、それだけで合格できるように設計されています。
高い授業料を払っているのに、市販の参考書に手を出すのは、高級レストランに来てコンビニのおにぎりを食べるようなものです。
不安になる気持ちはわかりますが、まずは目の前のテキストを完璧に消化してください。
それだけで、お釣りが来るほどの実力がつきます。
まとめ:その参考書、本当に必要ですか?
もし今、あなたの本棚に「買ったけど開いていない参考書」や「中途半端に投げ出した問題集」があるなら、勇気を持って処分(または売却)してください。
「これ1冊と心中する」
そう覚悟を決めた1冊だけを残し、あとは視界から消すこと。
それが、E判定から逆転合格するための、最初で最大の決断です。


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