Last Updated on 2025年12月18日 by 受験おじさん
こんにちは。このサイトを運営しているおじさんです。
最近、YouTubeやSNSで
「AIがある時代に勉強なんて意味がない」「受験はもう時代遅れだ」
という意見をよく見かけます。
確かに、ChatGPTなどのAIが膨大な知識を瞬時に引き出し、文章まで自動生成できるようになった今、「苦労して暗記する必要があるのか?」と感じるのも無理はありません。
しかし、E判定から1年の浪人を経て横浜国立大学に合格した私は、あえて断言します。
「AI時代だからこそ、受験勉強の価値はこれまで以上に高まっている」
と。
AIは受験を不要にする魔法ではありません。
あなたを次のステージに引き上げるための「強力なエンジン」です。
今回は、AI時代における「勉強の本当の意味」と、AIに支配されず「使いこなす側」に回るための思考法についてお話しします。
1. 「勉強なんて意味ない」は逃げかもしれない
受験不要論に潜む「認知的不協和」
心理学に「認知的不協和」という言葉があります。
人は、自分の行動と現実が矛盾していると不快になるため、都合の良い理屈をつけて正当化しようとする心理のことです。
正直に胸に手を当ててみてください。
「AIがあるから勉強しなくていい」と言いたくなるのは、本音では「勉強が辛い」「やりたくない」と感じているからではないでしょうか?
「AIの進化」を、「自分が勉強しなくてもいい理由」として利用してはいけません。
世界の最先端でAIを開発しているのは、東大やMITといったトップ大学で「知の基礎体力」を極限まで鍛え上げた人たちです。
彼らは勉強を否定していません。むしろ、誰よりも学んでいるのです。
AIを使いこなすには「思考の土台」が必要
「AIに聞けば答えが出る」と言いますが、そもそも「適切な質問(プロンプト)」を作れますか?
出てきた答えが「本当に正しいか」を判断できますか?
数式を追い、現代文で論理構成を読み解き、歴史の因果関係を考える。
受験勉強で行うこれらの訓練はすべて、AIに対して的確に指示を出し、その回答を評価するための「論理的思考力(ロジカルシンキング)」を養うプロセスそのものです。
極端な話、まともに受験勉強をしてこなかった人は、AIから浅い答えしか引き出せず、誤った情報に踊らされてしまうでしょう。
2. AIは「F1マシン」。あなたは「パイロット」になれ
現代の受験生にとって、AIは合格のための「高性能な相棒」になり得ます。
しかし、関係性を間違えてはいけません。私が考えるイメージはこうです。
| AIツールの役割 | 受験勉強の役割(人間) | 理由 |
| 超高性能なF1マシン | ドライビングテクニックを磨く | どんなに速い車でも、未熟なドライバー(思考力のない人間)が乗れば壁に激突します。 |
| 究極の参謀 | 最終決断を下す将軍 | 参謀の分析を理解し、戦局(入試本番)でどう動くか決めるのはあなたです。 |
| ガンダム(MS) | パイロットの才能と成長 | 最強の機体も、乗る人のニュータイプ能力(課題設定力)がなければただの箱です。 |
結局、修正するのは人間だけ
私がE判定から逆転合格できたのは、目の前の問題をただ解くだけでなく、「なぜこの解法なのか?」「自分の弱点はどこか?」を徹底的に分析したからです。
AIは答えの断片をくれますが、それをつなぎ合わせて「合格への戦略」を描くのは、パイロットであるあなたの役目です。
受験勉強とは、この操縦スキル(自分をコントロールし、考える力)を鍛える訓練なのです。
3. なぜAI時代でも「予備校」は消えないのか
「AIが個別に教えてくれるなら、予備校や塾はいらないのでは?」
都留文科大学の教授が提唱するような「知のコンシェルジュ」論には一理ありますが、現場を知る元浪人生としては、「予備校は絶対に消えない」と考えます。
AIにはできない「深夜2時のメンタルケア」
受験勉強は、知識のインプットだけでは終わりません。もっと泥臭い、孤独との戦いです。
AIは深夜2時の質問にも即座に答えてくれます。
しかし、「深夜2時に不安で押しつぶされそうな背中」を押し、「お前ならできる」と声をかけてくれるのは人間だけです。
私が浪人時代、辛い自習室での勉強を続けられたのは、隣にライバルがいて、講師がいて、「ここに通っている」という強制力があったからです。
人間の意志は弱いです。
AIというツールだけでなく、「環境」というシステムに身を置くことの価値は、今後も変わりません。
戦略は「生きた情報」で決まる
また、予備校の講師は「今年の出題傾向の微妙な変化」や「生徒の表情から読み取る理解度」といった、データ化しにくい生きた情報を持っています。
AIは過去のデータから最適解を出しますが、未来の戦略を共に描いてくれるのは、やはりプロの人間なのです。
4. 結論:受験勉強は「人生の見え方」を変える訓練
社会人になった今、私は「受験勉強をして本当によかった」と心から思っています。
それは、偏差値や学歴といったブランドの話ではありません。
「努力すれば、見えなかった世界が見えるようになる」という感覚を得られたことが最大の財産
です。
- 全くわからなかった数学の問題が、ある日突然つながって理解できた瞬間。
- 古文の単語を覚えることで、千年前の文章がスラスラ読めるようになった瞬間。
この「やればできる」という自己効力感は、社会に出て困難な仕事に直面した時、私を支える大きな武器になっています。
AI時代だからこそ、「自分の頭で考え、自分の足で壁を乗り越えた経験」を持つ人間は強いです。
受験勉強は、AIに使われる側ではなく、AIを使って未来を切り拓く側になるための、最初の、そして最高のトレーニングなのです。
5. AI学習を加速させるおすすめツール
最後に、AIを活用して効率的に学習を進めたい人へのアドバイスです。
AIは強力な武器ですが、スマホの小さな画面でちまちま操作していては、思考の広がりが制限されます。
私は学習用端末として、タブレットの導入を強くおすすめします。
- 大画面でのAI対話: 解説を読みながら、手元のノートで計算するのに最適。
- 動画授業との併用: YouTubeやスタディサプリを見ながら、AIに質問が可能。
私自身が愛用しているのは Google Pixel Tablet です。
GoogleのAIとの相性が抜群で、動作も安定しています。「道具」への投資は、勉強の効率を劇的に変えます。ぜひ検討してみてください。


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