Last Updated on 2025年12月27日 by 受験おじさん
皆さん、こんにちは。
横浜国立大学卒、現在は40代でWebメディアを運営している「おじさん」です。
受験勉強に打ち込んでいると、ふと頭をよぎる甘く、そして切実な悩みがありますよね。
「受験中の恋愛は、ありなのか? なしなのか?」
- 「恋人がいると勉強が手につかない」
- 「いや、支え合えるからプラスになる」
古今東西、議論され尽くしたテーマですが、今回は私自身の浪人時代の経験、そして周囲の難関大合格者たちの実例、さらには社会に出て多くの「人間関係」を見てきた視点から、この問題に一つの結論を出したいと思います。
綺麗事は言いません。
あくまで「合格」を最優先にした場合の、大人の冷徹かつ愛のあるアドバイスだと思って聞いてください。
結論:今の関係を壊すな。新しい関係を作るな。
いきなり結論から申し上げます。私のスタンスはこうです。
- 受験前から付き合っている恋人がいる場合: わざわざ別れる必要はありません。そのまま適度な距離感で継続すべきです。
- 今、恋人がいない場合: 受験期間中にわざわざ新しい恋人を作るのはやめましょう。
「恋愛=即、受験失敗」という単純な図式ではありません。
問題は「恋愛そのもの」ではなく、「変化によるメンタルの揺らぎ」と「時間の使い方」にあるからです。
詳しく解説していきましょう。
合格するカップルが守っている「鉄の掟」
私の周りにも、高校時代から付き合っていて、カップルで共に浪人を経て、見事二人とも志望校(片方は医学部など)に合格したケースがいくつかありました。
彼らがなぜ、受験という極限状態でも愛を育み、かつ結果を出せたのか。
端から見ていて、彼らには共通する「ある特徴」がありました。
それは、「干渉しすぎないこと」です。
1. 連絡頻度のミニマム化
合格するカップルは、ベタベタしません。
「毎日電話したい」「週に1回はデートしたい」。
これは受験生にとってはNGワードです。
受験生の生活スタイルには、勉強以外の何かが入り込む余地はほぼありません。
彼らはそれを理解し、「朝の『おはよう』、夜の『おやすみ』」程度のやり取りで満足していました。
10代の皆さんにとって、1年は長く感じるかもしれません。
「今しかない青春を楽しみたい」「もっと相手を知りたい」と思う気持ちも痛いほど分かります。
しかし、人生は長いです。
40代の私から言わせれば、たった1年、連絡を少し控えたくらいで壊れる関係なら、遅かれ早かれ終わります。
逆に、この1年を適度な距離感で乗り越えられた二人は、大学入学後、それ以上にハッピーで強固な関係になれるのです。
2. 「リスペクト」という土台
これが最も重要です。
うまくいっているカップルは、お互いが「相手の夢(志望校合格)」を心から尊重しています。
「勉強の邪魔をしたくない」「相手にも頑張ってほしい」というリスペクトがあるからこそ、会えない時間も信頼で繋がることができます。
これは社会に出てからも同じです。
結婚生活でも仕事のパートナーでも、長続きする関係の根底には必ず「相手への尊重(リスペクト)」があります。
受験は、大人の付き合い方ができるかどうかの、最初の試金石なのかもしれません。
こんな相手なら、今すぐ別れるべき「危険信号」
一方で、もしあなたのパートナーが次のような言動をとるなら、それは黄色信号、いや赤信号です。
- 「なんで会ってくれないの?」と責める
- 「勉強と私(俺)、どっちが大事なの?」と迫る
- あなたの勉強時間を奪ってでも、自分の寂しさを埋めようとする
これは愛ではありません。
「自分よがり」です。
相手の人生がかかっている重要な時期に、自分の感情を優先させる人とは、残念ながら未来を共に歩むのは難しいでしょう。
もし付き合っている相手がこのタイプで、話し合っても理解が得られないなら、受験のために距離を置く英断も必要かもしれません。
「一緒に勉強」は本当にプラスになるのか?
よくある「図書館や自習室で一緒に勉強する」というデート。
これについて、私は「基本的におすすめしないが、絶対NGではない」というスタンスです。
はっきり言いますが、
カップルで勉強したからといって、学習効率が上がることはまずありません。
一人で集中した方が絶対に効率は良いです。
ただ、「どうしても時間がなくて、そこ(勉強場所)でしか会えない」という切実な事情もあるでしょう。
もし一緒に勉強するなら、以下の条件をクリアできる場合のみ、許容範囲とします。
【カップル勉強の絶対条件】
- 会話禁止: 視界に入る場所に座ってもいいが、休憩時間以外は一切口をきかない。
- 監視役になる: 「相手が見ているからサボれない」というプレッシャーをお互いに掛け合える。
しかし、これを10代の燃え上がるような時期に実践するのは、私が当時当事者だったとしても不可能に近いです(笑)。
どうしても甘えが出ますし、つい話しかけたくなります。
リスク管理の観点から言えば、「勉強は別々の場所で。合格してから存分に会う」というストーリーを描くのがベストです。
なぜ「新規の恋愛」はNGなのか?
最後に、「今はフリーだけど、予備校で気になる人ができた」という場合について。
私は、「受験が終わるまでは動くな」とアドバイスします。
理由はシンプルです。
受験生の視野は、極端に狭くなっているからです。
予備校や学校という閉鎖的な空間、限られた人間関係、そして不安な心理状態。
これはいわば「吊り橋効果」のようなもので、普段なら何とも思わない相手でも、特殊な環境下では「この人しかいない!」「運命の人だ!」と錯覚しがちです。
わざわざ、その狭い世界の中でパートナーを見つける必要はありません。
大学に行けば、世界は劇的に広がります。
何十倍、何百倍もの出会いが待っています。
人生の視野が狭くなっている時に選んだ選択は、後になって「なんであの時……」となることも少なくありません(経験者は語ります……)。
受験期間中の「好き」という感情は、ひとまず勉強のエネルギーに変えて、胸の内にしまっておきましょう。
もし受験が終わってもその気持ちが変わらなければ、その時にアタックすればいいのです。
まとめ:愛とは、待てること。
受験は個人戦ですが、支えてくれる人がいることは大きな力になります。
もし今、素敵なパートナーがいるのなら、その関係を無理に断ち切る必要はありません。
ただし、それは「お互いの夢を尊重し、距離感を保てる」という大人の関係が築ける場合に限ります。
「会えない時間が愛を育てる」なんて古い歌の文句がありますが、受験に関しては真実です。
この1年を、自分の将来のため、そして二人の未来のために「勉強」にフルベットする。
そんな強さを持った受験生が、最終的に桜を咲かせることができると、私は信じています。
今は少しの我慢です。
合格通知を手にして、笑顔でパートナーと抱き合える春を目指して。
まずは目の前の参考書に向き合いましょう。


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