Last Updated on 2025年11月2日 by 受験おじさん
私が浪人時代を過ごして痛感したのは、「受験勉強は孤独との戦い」だということです。
そしてこの孤独を守るために、最も注意すべきは「他人を評価する人」と「遊びに誘う人」。
この2タイプの人たちは、あなたの集中力をじわじわと削っていきます。
特に思春期は、他人の評価や視線を気にしやすい時期です。
だからこそ、意識的に「心の距離」を取る技術が必要になります。
① 他人を評価する人は、静かにあなたの集中を奪う
「〇〇って、あの大学狙うとか無理でしょ」「あの先生、教え方イマイチだよね」──こうした言葉を平気で口にする人がいます。
一見、ただの雑談に見えても、あなたの心は確実に揺さぶられます。
人は他人の言葉に影響されやすく、無意識のうちに自分の軸を見失ってしまうのです。
私も浪人時代、寮にチューター制度があり、岡山大学の学生さんが勉強を教えてくれていました。
とても良い方々でしたが、一部の仲間が「岡大って大したことない」といった失礼な発言をするのを聞いた瞬間、私は妙に落ち着かなくなったことを覚えています。
他人を評価する人のそばにいると、精神がかき乱されます。
これは受験勉強にとって最大の敵。
彼らの言葉は、あなたの心をマイナスに揺らし、パフォーマンスを確実に落とします。
ですから、思い切って距離を取りましょう。
これは「冷たくする」ことではなく、「自分の未来を守る防衛行動」です。
② 会話を打ち切る技術を身につける
人間関係を壊さずに距離を取るコツは、「感情をのせない返答」です。
「そうなんだ」「へえ」「なるほどね」──この3つを淡々と繰り返すことで、相手に「会話が盛り上がらない」と自然に感じさせます。
感情をシャットアウトし、物理的に会話の継続を不可能にする。これが、勉強時間を守る第一の技術です。
【大切な心構え】
この時期、「冷たい人」だと思われても構わない、という覚悟を持ってください。
あなたの人生の目標は、今、目の前の勉強をやりきり、合格することです。
無駄なノイズに付き合っている暇はありません。
合格後、あなたの真剣さを理解してくれる人と、また関係を築けばいいのです。
③ 「遊びに誘う人」には理屈が通じない
「息抜きも大事だよ」「勉強ばっかじゃ疲れるでしょ」──こう言ってくる人ほど危険です。
最初は「1時間だけ」でも、いつの間にか毎週の習慣になります。
私の周りにも、最初は勉強とのバランスを取っていた仲間が、次第にゲームセンター通いが増え、いつの間にか勉強の時間を削っていった人が何人もいました。
浪人生の多くは、現役時代に誘惑に負けた経験があります。
その性格は、浪人したからといって急に変わるものではありません。
だからこそ、「遊びに誘う人」との関係には、あらかじめ線を引くことが大切です。
「今は受験が終わるまで集中したいんだ」と、はっきり伝えておきましょう。
④ 自習環境とデジタルノイズの遮断
私が浪人時代に実践していたのは、「物理的にノイズを遮断する」ことです。
寮の自習室の中でも、誰も使わない壁際の席を自分の定位置にしました。
視界に人が入らないだけで、驚くほど集中力が高まりました。
もし、あなたが騒音の多い環境で勉強せざるを得ないなら、外部の音を物理的に遮断するアイテムへの投資をおすすめします。
私の時代には高価で手が出ませんでしたが、今なら優秀なノイズキャンセリングヘッドホンやイヤホンがあります。
これは単なる音楽を聴くための道具ではありません。「集中力を死守するための防御装備」です。
周りの話し声や雑音をカットし、強制的に自分だけの静寂な空間を作り出すことができます。
そして現代の受験生が直面するのは、デジタルなノイズです。
友人やクラスメイトのSNS投稿が、あなたの心を揺らします。
「〇〇はもう過去問終わったらしいよ」
「あの人、今度旅行行くらしい」
──こうした情報が、知らず知らずのうちに焦りや嫉妬を生み、集中力を奪うのです。
勉強中はスマホを物理的に遠ざけるだけでなく、通知を完全にオフにしてください。
SNSも一時的にログアウトするか、アプリを削除するのも効果的です。
「他人の情報が入ってこないデジタルな環境」を整えることは、現代受験生にとって必須の戦略です。
⑤ 結論:受験期は「心を守る訓練期間」
受験勉強とは、知識を詰め込む期間であると同時に、自分の心を守る訓練期間でもあります。
他人を評価する人、遊びに誘う人、SNS上で張り合う人──こうした外部刺激をすべて遮断したとき、ようやく本当の集中が生まれます。
「人との距離を取る勇気」こそが、合格への最短ルートです。孤独に見えても、それはあなたが本気で未来を掴もうとしている証拠。
心のバリアを張り、自分のペースを守り抜きましょう。


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