Last Updated on 2025年12月27日 by 受験おじさん
皆さん、こんにちは。
横浜国立大学卒、現在は40代で複数のWebメディアを運営している「おじさん」です。
今回は、受験生の皆さん、そしてもしかするとその親御さんにもぜひ読んでいただきたい「言語化」というテーマについてお話しします。
- 「え?受験なんて偏差値取れればいいんでしょ?」
- 「国語の記述問題のこと?」
そう思ったあなた。かつての私もそうでした。
私は一浪して、必死に走り抜けて横浜国立大学に合格しました。
読書も趣味で、良質な文章には人一倍触れてきた自負がありました。
しかし、社会に出て、そして40代になった今、痛感していることがあります。
「難関大学に受かったからといって、本当の意味での『言語化能力』が身についているとは限らない」
ということです。
今日は、AIが台頭する今だからこそ、あえて泥臭く、しかしこれからの人生を劇的に変える「言葉にする力」について、私の失敗談を交えてお伝えします。
「読めるから書ける」という大きな勘違い
まず、私の受験生時代の話を少しさせてください。
私は元々読書嫌いでしたが、受験は基本的に「日本語」で問われる戦いです。
英語だって数学だって、解説は日本語で書かれていますよね。
「良質な書き言葉に触れる機会を増やせば、受験でアドバンテージが取れる」
そう考えて意識的に読書をし、現代文も比較的得意でした。
「自分は周りより文章に触れているから、言語化能力も高いはずだ」という錯覚に陥っていたのです。
しかし、社会に出て、就職活動の面接や、実際の業務で報告書を書く段になって、壁にぶち当たりました。
「インプットができる(読める)」ことと、「アウトプットができる(言葉にできる)」ことは、全く別の筋肉を使う作業だったのです。
- 「なんとなく分かっている」
- 「頭の中にはイメージがある」
これを、他人に伝わるように、そして何より自分自身が腹落ちするように言葉にする作業。
これが圧倒的に足りていませんでした。
なぜ今、「言語化」が最強のスキルなのか
今は便利な時代です。
ChatGPTなどのAIに「この気持ちをいい感じの文章にして」と頼めば、数秒で論理的で美しい文章が出来上がります。
対外的には、それで通用する場面も増えました。
しかし、ここに大きな落とし穴があります。
1. 「腹落ち」していない言葉は、自分の人生を作らない
AIが書いた文章は綺麗ですが、それはあなたの脳や体に染み込んだ言葉ではありません。
私が30代の頃、人生に迷走し、深く悩んだ時期がありました。
- 「私という人間は何者なのか?」
- 「本当は何がしたいのか?」
- 「この先の人生、何を望んでいるのか?」
これらを考えたとき、言葉に詰まってしまったのです。
自分の核となる部分を言語化できていなかったため、5年後、10年後の目標を立てることも、そこから逆算して今の行動を決めることもできませんでした。
2. 優秀な人=言語化の達人
YouTubeやテレビで見る、成功している経営者や学者の方々を見てください。
彼らは例外なく、言語化能力に長けています。
彼らは無意識にそうなったのではありません。
必要に迫られて、自分の思考を徹底的に言葉にし、検証し、修正するプロセスを繰り返してきたからこそ、あの説得力が生まれるのです。
受験勉強こそ「言語化」の絶好のトレーニング場
「じゃあ、受験勉強とは関係ない話ですか?」
いいえ、むしろ逆です。
受験生という今の時期こそ、この能力を鍛える最大のチャンスです。
なぜなら、受験勉強の本質は「わかったつもり」を「説明できる」に変える作業だからです。
- 現代文の記述: 筆者の主張を自分の言葉で要約する。
- 数学の証明: 論理の飛躍なく、答えまでの道筋を言葉(数式)で記述する。
- 志望動機: なぜその大学でなければならないのか、自分の人生とリンクさせて語る。
これらはすべて、高度な言語化トレーニングです。
ただ漫然と「正解を覚える」のではなく、「なぜそうなるのかを自分の言葉で説明できるようにする」。
この意識を持つだけで、受験の点数は上がり、さらにその先の人生でも使える最強の武器が手に入ります。
AIを使った「新・言語化トレーニング法」
ここで、40代のおじさんが提案する、現代ならではのトレーニング方法を紹介します。
私がもっと早くやっておけばよかったと後悔している方法です。
【ステップ1:話して録音する】
まず、今日勉強したことや、自分が考えていること(志望動機や将来の夢など)を、スマホに向かって話して録音してください。
下手な文章でも、詰まっても構いません。
【ステップ2:AIに文字起こし&修正させる】
その音声をAIツールを使って文字起こしし、「論理的で魅力的な文章に整形して」と指示を出します。
【ステップ3:比較して「自分の脳」で再生成する】
ここが一番重要です。
AIが出してきた「完成された文章」と、自分が話した「拙い内容」を比べます。
「ああ、ここはこういう表現を使えば伝わるのか」「ここは論理が飛躍していたな」と気づくはずです。
そして最後に
AIに頼らず、もう一度自分の頭でその内容を構成し直してみてください。
AIを「代筆屋」にするのではなく、「壁打ち相手(コーチ)」にするのです。
これを繰り返すと、自分の思考が驚くほどクリアになり、面接でも、小論文でも、そして将来の仕事でも、自信を持って言葉を発することができるようになります。
最後に:40代おじさんからのメッセージ
効率的に生きる、器用に振る舞う。
AIを使えば、一見それができているように見えます。
しかし、自分の頭で汗をかいて言葉を紡ぎ出す作業をサボると、いつか「自分には中身がない」と気づく日が来てしまいます。
かつての私のように、30代、40代になってから「自分は何がしたいんだ?」と迷子にならないために。
そして、難関大学合格という目標を、より確実なものにするために。
「言語化能力」
このキーワードを、受験勉強のど真ん中に据えてみてください。
それは必ず、あなたの人生を支える太い幹となります。
大学合格を目指す皆さん、そしてすべての受験生の皆さん。 応援しています。
一緒に頑張りましょう。


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