Last Updated on 2025年12月18日 by 受験おじさん
こんにちは。受験おじさんです。
今回は、受験勉強における永遠のテーマ、「記憶(暗記)」と「理解(思考力)」について、私の痛恨の失敗談を交えてお話しします。
正直に白状します。現役時代の私は、典型的な「暗記をバカにする理系学生」でした。
「丸暗記なんて頭の悪いやつのやること。本質を理解していれば、公式も単語も導き出せる」
本気でそう思っていました。
数学や物理はそれでなんとかなりました。
しかし、その傲慢さが命取りとなり、英語や社会で壊滅的な点数を取り、受験に失敗しました。
「思考力があれば受かる」は大嘘です。
E判定から逆転した今だからこそ言える、大学受験の残酷な真実をお伝えします。
共通テストは「思考力重視」? その言葉の罠
2020年から始まった共通テスト。
「知識偏重から思考力重視へ」なんて言葉をよく耳にしますよね。
「これからは暗記じゃなくて、考える力が大事なんだ!」
そう思って基礎知識の暗記をおろそかにしている人がいたら、はっきり言います。あなたは落ちます。
確かに、共通テストは資料が増えたり、会話形式になったりと「見せ方」は変わりました。
しかし、中身を解剖してみれば、問われていることの本質は昔と何一つ変わっていません。
思考力を試す問題であっても、その土台にあるのは「教科書の知識」です。
知識がないのに思考力だけで解ける問題など、大学入試には存在しないのです。
「料理」でわかる、知識と理解の決定的な違い
私が現役時代に陥っていた失敗は、「料理」に例えるとよくわかります。
- 理解(思考力): 調理技術(包丁さばき、火加減、レシピの知識)
- 記憶(知識): 食材(肉、野菜、調味料)
私は「調理技術」ばかりを磨いて、「俺は料理が得意だ」と威張っていました。
しかし、肝心の冷蔵庫(脳内)は空っぽ。
食材(知識)がないのに、立派な料理(正解)が作れるわけがありません。
「英文法(調理法)」を理解していても、「英単語(食材)」を知らなければ、長文という料理は完成しません。
「歴史の流れ(調理法)」を理解していても、「人物名・年号(食材)」が入っていなければ、論述は書けません。
現役時代の私は、「エア料理」を作って満足していたのです。
これでは点数になるはずがありません。
知識の量は「予備校のカリキュラム」を信じろ
では、どこまで覚えればいいのか?
「思考力重視だから、暗記は最低限でいい」という甘い囁きに惑わされてはいけません。
基準はシンプルです。
「学校や予備校のテキスト・カリキュラム」が全てです。
予備校は「受験のプロ」です。
彼らが作ったカリキュラムは、何十年ものデータに基づき、「これだけの食材(知識)があれば、どんな料理(難問)でも作れる」という合格への必要十分量が詰め込まれています。
「多すぎる」と感じるかもしれません。
でも、それは「思考するための材料」として絶対に欠かせない量なのです。
自己判断で「ここは覚えなくていいや」と知識を間引くこと。それが一番の不合格フラグです。
まとめ:知識があって初めて「思考」が始まる
私がE判定から横浜国立大学へ逆転合格できたのは、浪人時代にプライドを捨て、「泥臭い暗記」から逃げなかったからです。
- 英単語を覚えまくる
- 社会の用語を叩き込む
- 数学の解法パターンを暗記する
冷蔵庫をパンパンに満たして初めて、「さて、どう料理してやろうか」という本当の思考力が発揮できるようになったのです。
これから受験に挑む皆さん。
「理解力さえあれば大丈夫」という甘えは捨ててください。
知識(記憶)と理解(思考)は車の両輪です。
まずは徹底的に知識を詰め込むこと。
思考するのは、その後です。
それが、E判定を覆すための唯一の正攻法です。


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