Last Updated on 2025年12月18日 by 受験おじさん
こんにちは。受験おじさんです。
「最近、本読んでる?」
そう聞かれると、受験生の99%はこう答えるでしょう。
「は? そんな時間あるわけないだろ!」と。
わかります。私も現役時代はそうでした。
理系だったこともあり、「読書なんて趣味の世界。そんな暇があったら英単語をひとつでも覚えるべきだ」と本気で思っていました。
しかし、振り返ってみて確信していることがあります。
E判定から横浜国立大学への逆転合格を支えたのは、意外にも浪人時代に意識的に取り入れた「読書習慣」でした。
今回は、現代文のテクニック論ではありません。
もっと根本的な、「なぜ読書をすると、全教科の偏差値が勝手に上がりだすのか」という、受験の裏ワザ的なお話をします。
言語の限界が、あなたの「偏差値の限界」を決めている
人間は目で見て、耳で聞いて世界を認識しますが、それを脳内で処理するツールは「言語」です。
つまり、持っている語彙(ボキャブラリー)の量と質が、そのまま「思考の解像度」になります。
私の高校時代の担任(国語担当・京都大学出身)は、年間100冊以上本を読む猛者でした。彼がよく言っていた言葉が、今でも私の芯に残っています。
「人間は、自分が持っている言葉の範囲でしか、世界を認識できない」
これを受験に置き換えてみましょう。
語彙力が低いと、問題文を読んでも「なんとなく」しか意味が入ってきません。
逆に、読書によって言語の解像度が高まれば、出題者が「何を意図して、どんな罠を仕掛けているか」が、手に取るようにわかるようになるのです。
読書は、単なる文字の羅列を追う作業ではなく、「世界(出題意図)を正確に切り取るレンズ」を磨く作業なのです。
数学も理科も、結局は「日本語」で問われている
「俺は理系だから関係ない」と思っている人ほど、聞いてください。
受験の問題は、すべて「問い」という形で与えられます。
数学の証明も、物理の状況設定も、化学の実験手順も、すべて日本語で書かれています。
E判定時代の私がそうでしたが、点数が伸びない原因の多くは、「解き方がわからない」のではなく、「問われていることを正確に読み取れていない(読み違えている)」ことにあります。
- 問題文のニュアンスを瞬時につかむ
- 「つまりこういうことか」と言い換える要約力
これらは、参考書を解くだけでは身につきません。
多様な文章に触れる「読書」こそが、全教科に通じる基礎スペック(脳のOS)をバージョンアップさせるのです。
OSが古ければ、どんなにいいアプリ(解法暗記)を入れても動きませんよね?
読書は、そのOSを最新にする作業です。
休憩時間にこそ「知的生産」を。私のオススメ本
とはいえ、受験勉強はハードです。ガッツリと長編小説を読む体力は残っていないかもしれません。
そこでおすすめなのが、勉強の休憩時間(リフレッシュ)としての読書です。
私自身、浪人時代には「三笠書房の知的生きかた文庫」などのエッセイや自己啓発書をよく読んでいました。
- 1つのテーマが短くまとまっていて読みやすい
- 知的好奇心が刺激されて、勉強のモチベーションが上がる
- 難しい言葉や論理構成が、自然と現代文のトレーニングになる
スマホでSNSをダラダラ見る10分と、良質な文章に触れる10分。
どちらが「脳の疲れ」を取り、かつ「合格」に近づくかは明白です。
読書は、リラックスしながら偏差値を上げる「一石二鳥の休息」なのです。
1日15分が、一生モノの「財産」になる
「週に1冊」とは言いません。
まずは「寝る前の15分」や「移動時間」だけでも本を開いてみてください。
1日15分でも、1年続ければ膨大な量の言葉を浴びることになります。
これは断言できますが、読書で培った「言語化能力」は、大学入試の面接や小論文はもちろん、大学に入ってからのレポート、そして社会に出てからの仕事において、最強の武器になります。
横浜国立大学に入ってからも、社会人になってからも、私を助けてくれたのは、受験時代に培った「読む力」でした。
まとめ:読書は「最強の受験対策」である
読書は「勉強の敵」ではありません。むしろ、急がば回れの「最強の味方」です。
- 問題文の読み間違いが減る
- 思考のスピードが上がる
- 勉強のストレス解消になる
これだけのメリットがある習慣を、やらない手はありません。
だまされたと思って、今日からカバンに文庫本を1冊、忍ばせてみてください。
その1冊が、あなたのE判定をひっくり返す「最後のピース」になるかもしれません。


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